稍ゝおも

ややおもしろく、ややおもたく、jajaのJa,Ja,おもうこと

「  」がどんどん人を殺しまくる

なんだかもう、世界中が狂ってるとしか言いようがない・・。この程度の致死率のウイルスひとつで、世界経済止めちゃってどーすんのよ!? 特にイタリア・・観光立国がこの状態をいつまで続けるわけ? みんな早く正気に戻ってほしい・・(わたしもかなりピリピリしておるけど)。正しく予防(&対処)した上で、このウイルスと共存する生き方をしないと・・。

3/9(月)の株価大暴落を見て、これは歴史的瞬間に立ち会ってるなと思った。この春は・・いやいつまで続く?2020年という年は、世界が厄災に巻き込まれた歴史的な年になる。ウイルスそのものよりも、もう始まっている世界的不況の方が恐ろしい。

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こんなときにはおバカな映画・・

というわけでもないけど、フランス映画批評月間の一作として見たのだけど、去年の秋にシネマートのコレクションで公開されてたのね。

『ディアスキン 鹿革の殺人鬼』カンタン・デュピュー Le Daim(2019) Quentin Dupieux

Le Daim — Wikipédia

原題は単純に「鹿革」。この監督、以前も『ラバー』Rubber という作品あり。つまり「ゴム」のラバーね。ゴムタイヤが、どんどん人を殺しまくる作品でした。

そして今回は。鹿革のジャケットが、どんどん人を殺しまくる作品。しかも今回は、配役豪華。なんとジャン・デュジャルダンJean Dujardin がおっさん丸出しで主役を務めてます。相手役のアデル・エネルAdèle Haenel もフランス映画好きにはお馴染みの顔ね。いい味出してます。

「ゴムタイヤがどんどん人を殺しまくる」も「鹿革のジャケットがどんどん人を殺しまくる」も、ホントにそれしか言いようがないんだけど、実際に映画の中でどんなことが起こってるかは、もう、これは、見ていただいて、存分に楽しんでいただくしかない・・と。展開もディテールも映像も、めちゃ面白いです。

新型コロナウイルス、ここまでどんどん人を殺しまくっていないよね。