稍ゝおも

ややおもしろく、ややおもたく、jajaのJa,Ja,おもうこと

ソーシャル・ディスタンス?

口を開けば腹立つことしか言わん副総理とか、国民の生活支援策の方は遅々として進まないのに検事長定年延長ナドは超速で通してしまったりとか、マスクは白でないとダメという企業や学校とか、ライブハウスがネット配信すると営業中と見なして休業補償しないとか・・何かとイラつくニュースばっかりですが・・まぁ日本のことだけでなく、トランプのアメリカとかも無茶苦茶だし世界中が混乱に陥っていますけど・・。その中でも比較的うまくやれているという評価のある韓国とか台湾とかを、その中のうまくやれてる部分だけでもなんで見習えんかね?と思う。すべてが一段落ついてから世界的に歴史的評価は定まってくるんだろうけど(その中にも隠蔽や歪曲や捏造や誇張やいろんな事実の書き換えはあるんだろうけど・・)。

医療現場から上がってくる体験譚、実際に感染した人の体験譚とか読んでると、心底恐ろしい。医療従事者の命はものすごく軽く扱われているし(特攻隊か?)、不運にも感染した人もなかなか検査してもらえないとか受入先の病院が見つからないとかものすごく高額な費用が伴うとか、これは下手すると殺されるぞと恐怖しかない。

一方、この週末はどうも人々の気が緩んでいる(自粛疲れ?)ような気がする。ニュースなどに映し出される都心の繁華街とか著名な観光地とかは確かに閑古鳥かもしれないが、近隣の商店街や公園など、ちょっと人出が多過ぎるのではないか? 時間帯にもよるのかもしれないが、土曜日午後に買い物に出かけたウチの近所の商店街・市場・スーパーは、え?とびっくりするぐらい人がいっぱい。ヨーロッパのスーパーが入店制限して客同士のソーシャル・ディスタンスを保っていると報道されてるのとは大違いで、他の買い物客とそんな距離を保ってられる人口密度ではない。しかもそのうちの少なからぬ割合がマスクなしで大口開けて笑ったり喋ったり・・そういう人とはなるべくすれ違わないように周囲に気を配りピリピリしながら歩くしかない。これからは散歩も買い物も時間帯に気をつけて、できるだけ人を避けるようにしよう。

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家ではU-NEXTの無料期間があともう少しなので、見逃していた日本映画とか日本のドラマの一気見とか。ふだん地上波を見ないのでドラマはどうしても見逃してることが多い。この機会に。(しかし一気見は疲れる)。ドラマはどうしても脚本中心になってしまうので、他のことをやりながら聞き流すことも多いけど、それにしてもそれにしても、これは映画でもそうかもしれないけど、これっていまのコロナの時代では成立しないよなぁ・・というシーンだらけ。幾人かで寄り集まって食事しながらおしゃべりしたり、居酒屋やバーでしみじみ語りあったり、どういう単位であれ二人が至近距離で言葉を交わしたり・・そういう時に発せられる台詞がすべてドラマになるわけだけど、これって、すべて濃厚接触になっちゃうやん。もちろん映画的に「恋愛」の至上表象となる、恋人同士のあいだの距離がゼロになる瞬間「キス」シーンはもちろんのことね。

最小単位のカップルであれ家族であれ、この自粛期間であっても濃厚接触は仕方ないとお互い許し合える相手のある人は幸いなるかな。わたしみたいな一人暮らしは、気軽に友達を呼び出すことすらかなわない。仕事でどうしても会わないといけない人とはマスク姿による会談、あとはSkype面談、知人や友人たちとはSNSとかメールとかによるヴァーチャルおしゃべりのみ・・。もともと孤独が好きな(人疲れする)わたしでさえ、キッツイなぁと思うのに、それは、もう、こんな時期に結婚したいと望む人たちが多くなるのもわかりますわぁ・・。その一方でDVの深刻化が問題になるのもわかる。コロナ結婚、コロナ離婚、コロナDV、コロナ孤独死・・いずれもなんだかなぁ・・。これもまた、何年か先に歴史的評価が定まるんだろうか・・。

写真は近所の八重桜。染井吉野が終わると枝垂桜に八重桜。大阪では造幣局の桜が有名だけど、もちろん今年の通り抜けは中止。散歩客が柵の外からスマホや携帯のカメラを向けています。

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