稍ゝおも

ややおもしろく、ややおもたく、jajaのJa,Ja,おもうこと

お月さま・・

昨夜(日付は一昨日)は満月。新しい日常とやらはっきり言って異常な生活が始まってから三度目の満月になる。4月は桜の花の満開の下の満月、5月は黄色に映えるスーパームーンだったけど、6月はネイティブアメリカンがストロベリームーンと呼ぶ月なのだとか。・・だったはずが大阪は分厚い曇り空。真夜中中天になる頃に漸く朧に見える程度でした。その代わり、今夜(日付は昨日)の十六夜の月はものすごく綺麗に見えてます。少し離れたところから木星と、そのあともう少し暗い土星がくっついて追っかけて来てるのがかわゆい。

下の写真は十三夜の月。心斎橋シネマートで映画見たあと御堂筋を北上して帰る途中で見た光景です。お星さまは世界の贅沢ブランドのしるし。このビルの下にはショーメとディオールとフェンディが入ってます。ショーメの宝飾品なんてわたしには一生縁がないだろうけど、結構好きなのよね。見るだけなら・・ってホントは手にとって肌に触れてみてみたいものだけど・・。

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この下のは今夜(日付は昨夜)の十六夜月。橋は飛翔橋です。

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近くで月見パーティーというわけか、焼肉で飲食してる一群がいた。すれちがうときに耳にした言葉は中国語でした・・。

みんな、普通に戻ってる? 電車は結構混んでる。ほぼ全員マスクして黙ってるからええようなものの、夜の飲食店街とか通り抜けると、みんな普通にマスクなんかせずに飲み食いして騒いでるんですけど・・。

京大の宮沢孝行先生によれば、みんながマスクして黙って観てる限り、映画館など空き席を取らないでも満員の客を入れてもいいんじゃないかと。ソーシャルディスタンスはもともとマスクしない欧米の常識から考え出されたもので、マスクしてればそれほどの距離は必要ないと。確かにね。でも、みんなむしろ一人で黙って歩いてる時はマスクしてても、人としゃべるときとか外したりするでしょ。飲み食いするときに外して、それからちゃんとマスク付け直してからしゃべるなんてめんどくさいことしないで、外した隙に喋ったりするでしょ。映画館に来る人がみな(わたしもそのひとりであるところの)一人で来て黙って座って映画見るだけの人ならともかく、友達と一緒に来たらやっぱりしゃべるでしょ。気持ちはわかる。わたしだってそうだもの。親しい友人など、まーこの人と一緒やったら移し移されてもいいかなって人とは(いちいち意識するわけではないがなんかこの人ならいいけどこの人は嫌ってのがある。見知らぬ人は絶対いや)、マスク越しにしかしゃべらないなんてことしないし、ソーシャルディスタンスなんて距離も取らない。みんながウイルスのことを気にかけて常に常に優等生的に振る舞えばいいけど、なかなかそういうわけにはいかないもんね。そういうリスクを織り込みながら、少しずつ経済活動再開していくしかないか・・感染第二波は怖いけど。

あ、そうそう。アベノマスク届いたんですよ。しかし、わたしの住んでるところにはまだ。なんと事務所のポストに放り込まれていた。ホントに誰かが言ってたとおり、まるでポスティングされる広告付きのポケットティッシュみたい。え、なんで? ここには誰も住んでないのに、と思ってよくよく見ると、一住所につき2枚の配布、一世帯につきではないのね。してみると、わたしは一人で合計4枚受け取ることになる。要〜ら〜ん〜〜〜!!!!! それにしても仕事場と住んでるところは歩いて2分ぐらいだし同じ区なのに、道路隔てて別の町内になるからというのか、住んでるマンションには未だ届きません。届いたらどこかに寄付とか考えよう・・しかしどこか引き取ってくれるところはあるかしら?

持続化給付金は5月分で申請することにしたのだけど、最後の最後、本人確認書類(という一番簡単なはずのところ)で頓挫。わたし運転免許もマイナンバーカードももちろん住基カードも持たないもんで。普通ならパスポートと健康保険証と年金手帳とどれか一つないし二つでいけるはずが、その組み合わせではダメ。このためにわざわざ住民票を取りにいかないといけない。もう、なんなんだこれは? 嫌がらせとしか思えない・・。なんでもっと申請する人のことを考えた仕組みにできんのや? で、その事業の請負がまた巨大な中抜けの仕組みになっているとか。で、政府の行うあらゆる事業に電通パソナが関わって、その都度実態のない組織や丸投げの仕組みで巨大な利益を吸い上げてそれを自民党に還流させているのだとか・・。もう、何をか言わんや。仕事で電通と関わったこともあるし、知人もいるし、電通の中の人、いい人も悪い人も、仕事ができる人もできない人も、いろんな人を知ってるけど、それぞれはそれぞれの人間なのに、組織となるとこういうことになっちゃうわけか・・。というか、選挙も、民衆にアピールするイメージ戦略なども、ぜんぶこういう広告業の大手が牛耳ってるのだとしたら・・。ポスト資本主義の世の中で広告という情報を操り欲望を操る装置の重要さはいくら強調しても強調したりないけど(ってこれに相当する日本語ないものか)この見えざる権力にくれぐれも騙されたり呑みこまれたりしないようにしなければ・・なんだけど、映画に限らずあらゆる表現に、やっぱりこの広告(広報・宣伝・販売促進)は付きものなんですよね。SNSなどプラットホームは変わりつつあるのだけど、何か本質の部分では変わらないところがあるような・・。

言うてるとまた書けなくなるな。今日もまたWe Are OneのYouTubeチャンネルからヴェネツィア映画祭のセレクション2本、サンセバスチャン映画祭のを1本。これまでここで見たものといえば、東京国際のもあるけど、あとはトライベッカ、アヌシー、ムンバイ、ニューヨーク、サンダンス、ロッテルダムグアダラハラの各映画祭。そういえばサンダンスだっけかの作品を見る前に、これまで犠牲になった黒人の人たちを偲ぶための黙祷タイムがありました。残念なのは、いろんな監督や俳優からのメッセージや面白い組み合わせの対談があったりするのだけど、英語のヒアリングが思うに任せぬ身なものでなかなか難しいところ。他にも、いろいろネット配信でゴダールセルジュ・ダネーの対談見られたりとかするのだけどフランス語のヒアリングがなぁ・・。もうだいぶ前になるけどヨーロッパでロックダウン始まってごく初期の頃にあったゴダールのロングインタビュー、フランス語だけでは歯が立たず、英語字幕がついてからなんとか見たけど、それでもまたどうもよく理解できてないもんな。外国語能力はいつまでたってもダメですね・・。外国語学習は辛抱強く勉強することが必須なことはわかってるのだけど、そのコツコツが苦手な身は、ついつい基礎努力を怠ってるくせに背伸びしようとしてしまうもので・・。