稍ゝおも

ややおもしろく、ややおもたく、jajaのJa,Ja,おもうこと

音楽映画など

ネット上での知人(東京在住)のご家族が感染したという。「軽症」で「自宅療養」という名の自宅放置。誰が看るのかといえば、家族(しかいない)!  当然、濃厚接触者となるが、濃厚接触者というだけではPCR検査を受けさせてもらえないという。・・かくして感染者数の数は実数よりもかなり低く抑えられることになる。自宅放置のまま必要な加療が間に合わず亡くなる方も増えるだろう。東京、これからますます酷くなるだろうな。そして全国にも波及するか・・。このオリンピックと感染爆発とで(あとスピーチすらまともにできない首相とで)日本はひどい劣化国ぶりを世界に晒していることになるな。愚行のショーケースか・・。

こないだ書いた『パンケーキを毒見する』監督:内山雄人 とか、たくさんの人に見てほしいのに、少しでも危機感を共有している人しか見ない。で、みんな「そうそう」と共感するのだが共感している人たちの間でしか広がらない・・という難があるな。こんなに酷くてもまだ支持率が3割近くあるとか信じられないもの・・。

そういうわたしはといえば・・仕事ががっくり減ってこの先もどうなるか不安(まだまだコロナ不況は続きそうだし)だけど失業は免れ、幸いワクチン接種も2回終えることができて、やっぱり映画見てます。

こないだからたまたま音楽のある映画を良い音響で見るということが続いていて、『映画:フィッシュマンズ』監督 手嶋悠貴(わりと大音量で) 『イン・ザ・ハイツ』In the Heights (2021) Director: Jon M. Chu Stars: Anthony Ramos, Corey Hawkins, Leslie Grace(ブルク7のドルビーシアターで)『アメリカン・ユートピアDavid Byrne's American Utopia(2020) Director: Spike Lee (シネマート心斎橋のboidsound上映で)・・。特に『アメリカン・ユートピア』は音楽も舞台演出もそしてメッセージ性も最高でしたね。シネマート心斎橋では、今週にかぎり同じくDavid Byrneの『ストップ・メイキング・センス』Stop Making Sense(1984) Director: Jonathan Demme もboidsoundで上映するんだそうで、駆けつけなくては・・。

boidsound よくできていると思う。最初の頃は「爆音上映」と銘打ってて、行ってみると「爆音」というほどでもないやんと思ってたけど、音痴のわたしにもわかる音の良さ。『アメリカン・ユートピア』のようにいろんな音やリズムが複雑に響きあう音の世界ではそれぞれの音が粒立ってて(みたいな表現でいいのかな?)その世界にまるごと包まれ動かされる感じです。