稍ゝおも

ややおもしろく、ややおもたく、jajaのJa,Ja,おもうこと

ホンキの怒涛の週末?

台風が来てますねぇ・・直撃コースの東海・関東の方々どうぞお気をつけて・・。ホントの怒涛の週末になりそうです。

わたしの怒涛はあくまでのんびり趣味に関するもので、昨日の(金曜の)仕事後から始めて、この土日は映画・舞台の鑑賞計画目白押し。(台風で中止になったりしなければ。)昨日はまずこの2本。

『宮本から君へ』『ブルーアワーにぶっ飛ばす』

miyamotomovie.jp

blue-hour.jp特に「宮本から君へ』にぶっ飛ばされました。以前のエントリーでゆるゆるの映画でもいいよね〜みたいなことを書いてしまったけど、やっぱり映画撮るならこれほどホンキのホンキで突き詰めてくれないと・・特にこういう(どうしても避けて通ることのできない/人生に切実な)暴力を描く場合には。(これは行方を喪って拡散するそれでなく一つの場に向けて収斂/収束する暴力だけどね。)もちろんそのクライマックスの格闘シーンも良かったのだけど、そこまでに人びとが追い詰められていくドラマがそれぞれの(ただでさえ巧い)役者たちの(巧いというところまでではなく)もっと突き抜けたところまで演出されている。またその佇まいをきっちり画に捕らえられているところが(ピエール瀧など・・)。

その『宮本〜』が普通の男のリアル狂気だとすれば『ブルーアワー〜』は普通の女のリアル狂気か。でもこれはちょっと身近に共感しすぎて逆に嫌い(笑)。ひところのわたし自身を見ているようじゃ・・だからあまりに露悪的かな(自意識過剰的に)と思える節(ふし)もある。(いやその露悪的が笑えるんだけど)。茨城ってそんなに(言葉がわからないくらいに?)田舎でしたっけ?いくらなんでも南果歩が気の毒・・。蕎麦屋のシーンで若いお母さんたちが喋ってたあたりがリアルな感じはしますけど・・。シム・ウンギョンいいなぁ・・。