稍ゝおも

ややおもしろく、ややおもたく、jajaのJa,Ja,おもうこと

2023-01-01から1年間の記事一覧

太陽劇団

こっちの方が書きたかったの。ものすごかった。圧倒された。期待を上回る。3時間の長丁場をまったく長いと感じさせずすこしも飽きるところがなかった。 '60年代後半からの前衛芝居で世界の旗手を務めながらその強度を今のいままで保ちつつ世界のトップを走り…

京都アンビエント

京都アンビエントのことも書いておこう。テリー・ライリーの雨中のコンサート以外では、京都新聞ビル地下1階と京都中央信用金庫 旧厚生センターの展示を見たのですが、両方おもしろかったです。 まず京都中央信用金庫。Corneliusの楽曲を部屋中に満たし音楽…

金色の仏さんに逢いにいく

タイ・チェンマイへの旅行は後日譚もひとつあって・・ 大阪・中崎町のヨルチャというギャラリーで「夢の奏で」という素敵なイベントがあった。自分の見た夢をピアニストの権頭真由さんに語ると、それを元にすぐ即興曲を創って弾いてくれるというもの。しかも…

京都エクスペリメントなど

10月はなにやかにやとバタバタで雨中のテリー・ライリー@東本願寺能舞台をはじめ観客として参加するイベントが数多く、つまりは消費する方がいっぱいいっぱいでいろいろ日程が重なることが相次ぎ、アウトプットする方つまり自分が人前で発声したり身体表現し…

タイの香り米の匂い

タイへの弾丸旅行から帰国してその日の夜行った京都エクスペリメントの作品が偶然タイの作家の作品。開場待ちの列に並びながら、なんだかタイの香り米の匂いがする気がするなぁ・・タイから帰ってきたとこで幻臭かしらんと思ってるとどうやらそうではなく、…

タイはチェンマイにて中秋月

ばたばたと海外弾丸旅行して帰ってきたらすぐ京都エクスペリメント三昧でなかなか落ち着いてブログ書いてる暇がなかった。こういうので間が空いてしまうのだな・・。 旅行の方をとりあえず報告しておこう。コロナ禍の前年にイタリア行って以来の海外でした。…

女の「からだ映画」もいっちょ・と・詩と映画の生まれる瞬間

『バーナデット ママは行方不明』Where'd You Go, Bernadette (2019) Dir : Richard Linklater Star : Cate Blanchett リンクレーターじゃなきゃ見に行ってなかったと思うけどそれにしてもケイトはうまい!『TAR ター』もものすごかったけど、こういう(予告…

クラピッシュの解?と思いきや・・

『ダンサー イン Paris』En corps (2022) Dir : Cédric Klapisch Stars : Marion Barbeau, Hofesh Shechter, Denis Podalydès 原題が出たときにおお!これはクラピッシュ流の「からだ映画」かと思いきや、こちらのcorpsはむしろコール・ド・バレ(群舞)とい…

クローネンバーグの解

夢話多くてすまん。(て、誰に謝ってるねん?)ずっと前に見た重要な夢のなかで「私の夫」として出てきた人物が(ちなみにわたしは結婚したことないので現実の「私の夫」は過去にも現在にもいません。未来は知らんけど?)骸骨みたいな顔したコーカサス系の…

家という表象(2/2)・・エリザベートの胴

先の『オオカミの家』にまつわる記事のなかで「家」とはマリアの「からだ」そのものでもあり・・とか書いたのだけど、その感覚わかってもらえます? 夢のなかに家や建物が出てくることは普通にあるかな。わたしの場合「わたし」そのものが「家」であるという…

家という表象(1/2)・・オオカミの家

チリという国は、アメリカのいわゆるジャカルタ・メソッドのせいでホントにひどい目に遭っている。こういう歴史を生き延びてきていると表現者もそりゃあ一筋縄ではいかないよなぁ・・と、幾人かのチリの監督( Patricio Guzmánとか・・)思い出し。 昔むかし…

センチメンタルのかたち

いちんちに2本、3本と映画をハシゴするとなんかその日のテーマみたいなものが出てきてしまうことがあります。これはある日の3本ハシゴ。きっかけは歌謡曲 『君は行き先を知らない』Jaddeh Khaki (2021) Dir : Panah Panahi Hit the road という英語タイトル…

科学的に安全?

日本が海洋放出を決めた「処理水」は科学的根拠に基づき安全であることを完全に実証されている。それに対して反発したり疑問を抱いたりする国だったり国民だったりは「科学的でなく」ただ感情的に反発している・もしくは嫌がらせで禁輸措置など行なっている…

感情景・・パフォーマンスの集い

曇り空のもと夕暮れの扇町公園に怪しき人々のかげが・・「感情景」なるパフォーマンスの集いがありました。もう8回めになるんだそうですがコロナ禍で3年半ぶりの開催とのこと。わたしは見学のみで初めての参加でした。 公園のそちこちをうまく使ってパフォー…

獨立時代 または A Confucian Confusion

今日もうまく夕立を避けることができた。 仕事を終えて映画館に向かう道道は暗い灰色の雲が垂れこめて今にも泣き出しそうな天気。涙がひと粒ふた粒落ちてくるて感じの剣呑な空だったがなんとか映画館までもち、映画見終えて出てくると雨降りあとと思しく地面…