稍ゝおも

ややおもしろく、ややおもたく、jajaのJa,Ja,おもうこと

COVID-19(?確定ではありません)感染記

あらかじめ念を押しておきますが、以下に書くことはあくまでわたしが個人的に体験したこと、体感、感じたこと・考えたことであって、一般的な話ではありません。また、以下の体験をわたしはCOVID-19(新型コロナウィルス感染症)に罹患したかも?と疑ったわ…

からだが「もの」になるとき

それにしても当事者たちは気づいていないのか、そのような画像(イマージュ)を見たことがないのか、見ていても気づかないのか、パレスチナ人らをもののように不要物のように扱い、ゴミのように運んだり捨てたり埋めたり(殺したり)するのは、前の戦争でナ…

新年のごあいさつ

とりあえず新年のご挨拶だけ申し上げておきます。 あけましておめでとうございます。 と素直に言えない情勢でありますが・・ ガザも心配だし能登も心配だし原発はもっと心配だし・・ パレスチナ人支援のために北陸の被災者支援のために、なんらかの行動して…

太陽劇団

こっちの方が書きたかったの。ものすごかった。圧倒された。期待を上回る。3時間の長丁場をまったく長いと感じさせずすこしも飽きるところがなかった。 '60年代後半からの前衛芝居で世界の旗手を務めながらその強度を今のいままで保ちつつ世界のトップを走り…

京都アンビエント

京都アンビエントのことも書いておこう。テリー・ライリーの雨中のコンサート以外では、京都新聞ビル地下1階と京都中央信用金庫 旧厚生センターの展示を見たのですが、両方おもしろかったです。 まず京都中央信用金庫。Corneliusの楽曲を部屋中に満たし音楽…

金色の仏さんに逢いにいく

タイ・チェンマイへの旅行は後日譚もひとつあって・・ 大阪・中崎町のヨルチャというギャラリーで「夢の奏で」という素敵なイベントがあった。自分の見た夢をピアニストの権頭真由さんに語ると、それを元にすぐ即興曲を創って弾いてくれるというもの。しかも…

京都エクスペリメントなど

10月はなにやかにやとバタバタで雨中のテリー・ライリー@東本願寺能舞台をはじめ観客として参加するイベントが数多く、つまりは消費する方がいっぱいいっぱいでいろいろ日程が重なることが相次ぎ、アウトプットする方つまり自分が人前で発声したり身体表現し…

タイの香り米の匂い

タイへの弾丸旅行から帰国してその日の夜行った京都エクスペリメントの作品が偶然タイの作家の作品。開場待ちの列に並びながら、なんだかタイの香り米の匂いがする気がするなぁ・・タイから帰ってきたとこで幻臭かしらんと思ってるとどうやらそうではなく、…

タイはチェンマイにて中秋月

ばたばたと海外弾丸旅行して帰ってきたらすぐ京都エクスペリメント三昧でなかなか落ち着いてブログ書いてる暇がなかった。こういうので間が空いてしまうのだな・・。 旅行の方をとりあえず報告しておこう。コロナ禍の前年にイタリア行って以来の海外でした。…

女の「からだ映画」もいっちょ・と・詩と映画の生まれる瞬間

『バーナデット ママは行方不明』Where'd You Go, Bernadette (2019) Dir : Richard Linklater Star : Cate Blanchett リンクレーターじゃなきゃ見に行ってなかったと思うけどそれにしてもケイトはうまい!『TAR ター』もものすごかったけど、こういう(予告…

クラピッシュの解?と思いきや・・

『ダンサー イン Paris』En corps (2022) Dir : Cédric Klapisch Stars : Marion Barbeau, Hofesh Shechter, Denis Podalydès 原題が出たときにおお!これはクラピッシュ流の「からだ映画」かと思いきや、こちらのcorpsはむしろコール・ド・バレ(群舞)とい…

クローネンバーグの解

夢話多くてすまん。(て、誰に謝ってるねん?)ずっと前に見た重要な夢のなかで「私の夫」として出てきた人物が(ちなみにわたしは結婚したことないので現実の「私の夫」は過去にも現在にもいません。未来は知らんけど?)骸骨みたいな顔したコーカサス系の…

家という表象(2/2)・・エリザベートの胴

先の『オオカミの家』にまつわる記事のなかで「家」とはマリアの「からだ」そのものでもあり・・とか書いたのだけど、その感覚わかってもらえます? 夢のなかに家や建物が出てくることは普通にあるかな。わたしの場合「わたし」そのものが「家」であるという…

家という表象(1/2)・・オオカミの家

チリという国は、アメリカのいわゆるジャカルタ・メソッドのせいでホントにひどい目に遭っている。こういう歴史を生き延びてきていると表現者もそりゃあ一筋縄ではいかないよなぁ・・と、幾人かのチリの監督( Patricio Guzmánとか・・)思い出し。 昔むかし…

センチメンタルのかたち

いちんちに2本、3本と映画をハシゴするとなんかその日のテーマみたいなものが出てきてしまうことがあります。これはある日の3本ハシゴ。きっかけは歌謡曲 『君は行き先を知らない』Jaddeh Khaki (2021) Dir : Panah Panahi Hit the road という英語タイトル…

科学的に安全?

日本が海洋放出を決めた「処理水」は科学的根拠に基づき安全であることを完全に実証されている。それに対して反発したり疑問を抱いたりする国だったり国民だったりは「科学的でなく」ただ感情的に反発している・もしくは嫌がらせで禁輸措置など行なっている…

感情景・・パフォーマンスの集い

曇り空のもと夕暮れの扇町公園に怪しき人々のかげが・・「感情景」なるパフォーマンスの集いがありました。もう8回めになるんだそうですがコロナ禍で3年半ぶりの開催とのこと。わたしは見学のみで初めての参加でした。 公園のそちこちをうまく使ってパフォー…

獨立時代 または A Confucian Confusion

今日もうまく夕立を避けることができた。 仕事を終えて映画館に向かう道道は暗い灰色の雲が垂れこめて今にも泣き出しそうな天気。涙がひと粒ふた粒落ちてくるて感じの剣呑な空だったがなんとか映画館までもち、映画見終えて出てくると雨降りあとと思しく地面…

デルフィーヌ・セイリグ Sois belle et tais-toi!

前回の記事で書いた"Jeanne Dielman, 23, quai du commerce, 1080 Bruxelles"でタイトルロールを演じたDelphine Seyrig デルフィーヌ・セイリグ。その映画のなかでは家事をおこなうその手つき、手さばき、仕草、いちいち本当に美しくて見惚れるほどだったん…

シャンタル・アケルマンの200分

長雨はあがりましたがこんどは残暑が厳しいですね。秋の日差しは斜めから来るので暑さを余計に感じるような気がします。雲や空はもうすっかり秋の色なのに・・。 そして感染はますます燃え広がり・・そりゃーほっといてもいつかは下火になってくるだろうけど…

陰鬱な雨は続く・・

なんて陰鬱な夏の終わり・・。降り続く大雨に広がり続けるコロナ禍に。水害や土砂災害に遭った方々、COVID-19に感染した方々、本当にお気の毒です。なんとか生き延びてくださいと言うしかない。 世界を見渡しても香港、ミャンマー、ベラルーシ・・などに続い…

音楽映画など

ネット上での知人(東京在住)のご家族が感染したという。「軽症」で「自宅療養」という名の自宅放置。誰が看るのかといえば、家族(しかいない)! 当然、濃厚接触者となるが、濃厚接触者というだけではPCR検査を受けさせてもらえないという。・・かくして…

国に殺される・・

本当に「国に殺される」事態になっている・・。 無為無策のままお題目のように「安心安全」を唱えてさえいればそれこそ「言霊」効果で感染が収まるとでも思っていたのか、誰の意見にも耳を貸さずただ面子のためだけ?あるいは金メダルラッシュで支持急上昇を…

発熱

「始まってしまったからには応援しよう」とか「選手はがんばってるんだから応援しよう」とか言ってる人たちが周囲にも意外と多いのには憮然とする。先の戦争もそうだったと聞く。戦争反対だった人もいざ開戦してしまうと「始まったからには応援しよう」とな…

低空飛行

一昨晩あたりから満月、十六夜あたりまで、天気が良い限りはベランダ月見酒の日が続く。風がある晩はまだマシだけど、本当は冷房の効いた室内にいる方が心地良い。にもかかわらずなんで「月見酒」に拘泥するかといえば、「酒飲み相手」が欲しいんだろな。 「…

闘う君の歌を・・・

「没有暴徒、只有暴政」(暴徒はいない、暴政あるのみ)とは香港の街で抵抗運動する若者たちのスローガンであるが、ああいう市街戦に免疫のない映画友達は、香港インディペンデント映画祭でかけられたドキュメンタリー映画(『理大囲城』)などを見てショッ…

フーコーなら・・

それにしてもコロナ禍で一つあらわになったことが、ミシェル・フーコー言うところの生政治/生権力といったもののありよう。ほんまに我々一人ひとりの生殺与奪をがっちりと国なりの権力に握られてしまってるんだな。何人感染した何人死んだ何%にワクチンが…

中国話は続く・・

今年の7月1日は雨が降らなかったね。中国も雨の多い季節、天安門広場で大規模な式典やるのは一つの賭けでもあったが習近平はその賭けに勝ったと報じたニュースもあった。民衆の集会は禁じられ大陸賛美の虚しい式典だけがあった香港も雨は降らず。 香港へのこ…

蘋果日報

昨夜はひさびさベランダで月見酒。雲に隠れたり出てきたりの14日目の月でした。今夜の満月も見られるかな? 1ヶ月前の皆既月食は月の出前から淀川河原に出て待機してたのに、早過ぎる梅雨の分厚い雲のせいで、ちらとも見えず。悔しい思いをした・・。 リンゴ…

香港つづき

昨日は夏至だったんですね。爽やかに晴れ上がり日陰に入ると涼しくて気持ちの良い一日でした。今日はまた曇り気味かな?梅雨はまだ明けないか? 昨日の続き。ドキュメンタリー映画群見た中で2019年8/11の空港闘争を記録したものもあり、感無量で見ていた。そ…