稍ゝおも

ややおもしろく、ややおもたく、jajaのJa,Ja,おもうこと

COVID-19(?確定ではありません)感染記

あらかじめ念を押しておきますが、以下に書くことはあくまでわたしが個人的に体験したこと、体感、感じたこと・考えたことであって、一般的な話ではありません。
また、以下の体験をわたしはCOVID-19(新型コロナウィルス感染症)に罹患したかも?と疑ったわけですが、これに関して確かな検査結果を得たわけでもないし、専門家に鑑定してもらったわけでもありません。あくまで「疑い」です。
で、そういう疑いを得た根拠としては、これまでに罹ったことのある風邪(わたしがよく罹る風邪)と症状や経過が違っていたこと、また、よく聞く一般的なインフルエンザの特報とも違っていたこと、そして逆に、これまであちこちで見聞したことのあるCOVID-19の症状や経過と似たところがあるということ、だけです。根拠とするには不十分です。だから当然ながら断言はできませんが、ひとつの経験として書き記しておこうと思います。

よくよく後から思い出してみると予兆らしきものはあったのでした。いわゆる潜伏期間?(もちろんこれも後付け記憶のこじつけかもしれませんが)。ひとつは、身体的な倦怠感はなかったものの、なぜか精神的に、例えば家事をしたり仕事の準備をしたり外に出かけたり、といった節々で、なんだかものすごく面倒くさく感じてしまい、「なんでこんなふうに何もかもが面倒臭いんやろ?」と思ったこと。まあ普段からものぐさな性格ではありますが、仕事の準備でいろいろ荷物調えながらそう思ったことを憶えている。そしてもうひとつ。これは4〜5日間ぐらい続いたと記憶しているけど、喉の奥に違和感があったこと。不思議な違和感で喉の入り口付近に軽いチクチクがあり、初めは魚の骨でも刺さってるのかな?と思った。そんなときに誰もがするように?うがいしたりごはんを飲みこんでみたりペンライトで喉の奥見てみたり・・いろいろしてみておさまったかな?と感じるのだが、その次に飲み物などを飲むとやっぱり違和感が・・。いつまでも取れないならお医者さん行ってみよとか思って数日間・・(のちにCOVID-19かと疑われる風邪がひととおり収まったあと喉のチクチクはきれいに解消してたのであれも予兆だったか?と思ったけど、ま、ほんまに魚の骨だったという可能性もなきにしにあらずですね。)

で、激烈な(わたしにしては)症状が始まった日。その前夜、友人知人らとお酒を飲んで帰宅してまた飲んで寝たのでまあ飲み過ぎではあったのだ。(けどその程度の飲み過ぎはよくあることで滅多に二日酔いなどになることはない)。始まりは夜中、突然の頭痛で目が覚めた。頭のてっぺんから来るような痛みで、最初は「飲み過ぎや」と思い、たまにある翌朝頭が重い系の二日酔いにちがいないと思い、とりあえずトイレに行ってまた布団にもぐりこみ、飲み過ぎなら朝までゆっくり寝れば収まるかなと思い、なんとか寝ようとした。ところが朝になっても頭痛はおさまらず(少しはましになったが)、それでもその時点では二日酔いだと思い込んでて、頭痛いけど仕事行かねば・・と出かける準備をした。その身支度中、からだが熱っぽいのに気づく。なんだか熱っぽい、それなのにおなかあたりに寒気がくる・・アンダーシャツを一枚足した。体温計をひさびさに使うと、なんと間抜けなことに壊れている!(いちばん高いとこまでまで水銀柱が上がってるのでビビったけど振っても下がらずよく見るとガラスに罅が入ってた。)そこまで高熱?と一度は恐怖したが体感的にはそれほどの高熱ではない。だけど熱はありそう。さてそれから。朝食食べる食欲がまるでないのでコーヒーだけ飲むのだが、そのとき気づいたのが咳と喉の痛み。あれなんだこりゃ?そこで初めて風邪か?と思う。それに加えて鼻水がスーッと出る。咳と喉に痰がひっかかる感じと鼻水とが徐々にひどくなる。そこで初めて、ありゃこれはいつもの風邪と違うと思う。わたしのいつもの風邪(それもここ数年かかったことなかったのだが・・というかコロナ禍期間気をつけてたせいか一度もかかったことなかった)ならまず鼻風邪から入ってくしゃみ鼻水ひどくなりそれから熱とか喉とかに移行してという感じが、このたびは喉が先、鼻はそれに付随するという感じ。ここで初めてCOVID-19を疑った。喉の症状がきついと言うし・・。

ここで痛恨事が一点。この最初に症状が出た日、それから4日間ぐらい酷かったし1日目で「これはCOVID-19では?」と疑っていたのに、けっきょく仕事は(ほかの予定も)休まなかったのだ。熱あって咳出て朝昼食欲なくて食べてないのになぜか元気に歩きまわれて、2日目など図書館往復とかして16,000歩歩いたりしてた。1日目に仕事に向かう際「ここは今からでも電話して休むべきでは?」と何度も考えたのだが、結局マスクだけを引っ掴んで行くことにした。咳き込むのを「喉の調子が悪くて・・」などと誤魔化したりして我ながら最低だったと思う。2日目の晩に、これで誰かにうつしてたりしたらどうしよう?仕事柄受験生とも接触するのに、わたしからうつされて受験に影響したりしたら最悪だ。死んでお詫びしても足りない・・有害なウィルスを撒き散らすだけのわたしなんて生きてる価値がない。そうだ死のう・・とか夜中にぐるぐる考えてたりした。こういう精神状態になるのも一つの症状か・・主な症状消えるとそういうのも吹き飛びましたが・・。

で、その後の経過。頭痛はきっちり2日間で収まった。熱は3日間ほどで収まった。鼻は3日目が一番ひどくてあとは徐々に収まった。喉と咳と痰が一番ひどくてなかなか収まらなかったが1週間ぐらいでまあまあの状態になり・・。ただ、わたし普段から喉は少し弱くて普通の風邪引いたときも風邪が治っても喉の調子だけはいつまでもよくなく乾燥した室内にいると(あるいはエアコンの細かな埃に反応しているのかもしれないが)喉のイガイガが苦しくなって咳き込んだりということがある。白湯を少しずつ飲むとかで改善するので今もそういう状態です。
そうそう。もうひとつ特筆すべき症状があったのだ!これが出たのでわたしは半ばCOVID-19と確信したのでした。1日目朝昼食欲なくて食べられず夜は少し口にした程度。そのときは気づかなかったが翌朝のコーヒー、そして二日めの朝昼も食欲なくて食べられず、二日めの夜にはっきり気づいたこと。なんと味覚障害が出ていたのでした。味覚や臭覚が全くなくなるというわけではない。味や匂いはわかるのだけど、その味がおかしい!どんな味も変な苦味がくっついて感じられる。水飲んだときですら口の中にいやな苦味が残る。試しに舌に食べ物乗せてみて確信した。ふだん美味しいと思って食べている食べ物に変な苦味が感じられる!食欲なかったのもこのせいか・・。というわけで三日間あまり食欲なくて少ししか食べられず四日目の昼にふと思いついてだし味なら食べられるかも?と思いうどん屋さんできつねうどんを食べる・・なんとか食べられたけど今度はひさびさの一人前の食事だったせいかお腹をこわしてしまい・・と情けない状態が続いたけど、これも1週間程度でマシに。最後まで苦味だけが変でいつものコーヒーの苦味がいつも通りでなくあまり美味しくないという状態が続いたが、これもその後1週間で完璧に収まったかな。治った日のこと覚えてるのはなぜかと言うと、朝からコーヒーが美味しくて続けてがぶがぶ3杯も飲んでしまい(うち2杯はカフェオーレ)、そのあと行った映画館でわたしにしては珍しく中座してトイレに行くという事態を招いてしまったのでした。

以上。わたしにとっては結構大変な経験だったけど、よくよく見直してみると熱は3日で収まってるし呼吸困難とかは出てないし味覚障害は診断基準にならない(?)し、コロナ検診にすら繋がらないケースだな。自主的に行くなら別やけど・・。
きっとこういうケースが世の中山ほどあるんだと思います。わたしが感染源になって人にうつしてたらどうしよう?と悩んだけど、あとで耳を澄まして聞いてると、インフルエンザが流行ってて学級閉鎖が出てるとか、本人コロナじゃないかと自覚症状あったけど受験を諦めたくないのでそのまま入試受けに行ったとか(複数)・・かと思えばまさしくCOVID-19でつい最近亡くなった方(高齢者)がいるという話も・・。