稍ゝおも

ややおもしろく、ややおもたく、jajaのJa,Ja,おもうこと

クラピッシュの解?と思いきや・・

『ダンサー イン Paris』En corps (2022) Dir : Cédric Klapisch Stars : Marion Barbeau, Hofesh Shechter, Denis Podalydès

原題が出たときにおお!これはクラピッシュ流の「からだ映画」かと思いきや、こちらのcorpsはむしろコール・ド・バレ(群舞)というときのcorps。"en corps"で辞書に載ってて「みんな一緒に」とか「団体のなかで」という意味ですね。日本語でも「一体となって」とか「体」の字を使うけど、ちょとニュアンスが違うか・・。

クラピッシュ節炸裂の大いに笑ってホロリと泣けるフランス人情喜劇でした。もちろん恋愛要素は欠かせず恋する男女が全力疾走するシーンなど(あらゆる映画のお約束とはいえ)やっぱりええもんです。こないだ見たばかりの『いつわり』ではあんなにエロかったDenis Podalydèsがこちらの映画ではものわかりがよくなくて娘らからは愛されつつ疎まれてるお父さんを巧みに演じてましたね。

もちろんダンスする身体もしっかり見ることができました。クラシックバレエコンテンポラリーダンスも見応えあった〜!

邦題なぜかParisになってるけど、ヒロインが(そして演じた俳優も)パリ・オペラ座バレエ学校出てオペラ座で踊ってたので日本人向きにアピールするんやろけどむしろパリを離れてブルターニュだの田舎のシーンがよかったですね。