稍ゝおも

ややおもしろく、ややおもたく、jajaのJa,Ja,おもうこと

Verona着。ご縁…

最初に降り立ったミラノでわざわざ地下鉄往復して大聖堂に仁義切ってきたのと同様に、トリエステからヴェローナに向かう乗り継ぎのヴェネツィアでも、乗継駅のVenezia Mestreでなくわざわざ海を渡ってVenezia Santa Luciaまで行き、ヴェネツィアの街とSanta Luciaに仁義切ってきました。

あ、両方とも女性の聖人だ。……て、無神論者にあるまじき行動してるな。

Veronaヴェローナに到着すると駅前にどどーんとハリボテが。いまアレーナArena di VeronaではAida アイーダやってます!のお知らせです。わたしは明日の夜行くもんね。

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ヴェローナは想像していた以上に愛らしい街で、まるっきり足に任せて散策して楽しい楽しい!しかも夜まで賑やかです。

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ところで、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』はたしかにこの街を舞台にしてるけど、まるきり創作なんだからモデルも何もないはずなんだけど、もし当てはめるとしたらこの家が条件に合うか?と無理矢理当てはめたのが「ジュリエットの家」だと聞く。それでも旧家の建築でそれなりの根拠あるそちらに比べて、「ロミオの家」はでっちあげ感大きいとの噂なので(失礼な噂ですみません。)パスしよと思ってた。

ところが今夜たまたま、ほんまにたまたま入ったこちらのリストランテ

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なんとロミオの家の一階なんですよね。しかもあとで気づいたといふ…。

入ってみると、ミシュランのマーク。あら、それならハズレではなかったかな? 女性のシェフがご挨拶に現れたんですが、そこで意外なことが判明。

このお店は5代続く名店で、しかも彼女のお父さまは1991年に日本のイタリア料理店の招聘に応じて、ヴェローナ料理を披露しに来日していらっしゃる。しかも、彼女はそのお父さまの日本滞在中に生まれたのだとか・・。

そんなお話やら、ヴェローナの料理のお話やらで、注文しなかった品も現れなどして、もちろんお料理もワインも美味しくて、堪能した2時間の夕食でした。

ひとり旅して若干淋しいなと思うことのひとつに一人の食事というのがあるのですが、こういう素敵な出会いもあります。

リストランテは地元の名店で、ガイドも見ない、Trip Adviserのたぐいもあまりあてにしないわたしが知らなかっただけかもしれないけど・・

www.ristorantearche.com現当主のお父さまを招聘した東京のお店は、見せていただいた当時の資料で「リストランテ池袋文流」とあり、いまもあるようです。

文流 Benvenuto al site di BUNRYU / リストランテ文流