稍ゝおも

ややおもしろく、ややおもたく、jajaのJa,Ja,おもうこと

Once Upon a Time in Hollywood

en.wikipedia.orgこのタイトルのもとになったセルジオ・レオーネの映画は同時代でスクリーンで観てますが、自覚的に「これ観たい」って映画を選んで行きだした(もっとも当時はそれほど映画ファンでもなかった。休日娯楽の選択肢の一つとしてあっただけね)ごくごく初期の頃だったかも。いま考えるとマカロニ・ウェスタンの集大成みたいな大作でした。お子ちゃまだったけど不条理なストーリーラインに、音楽に、映像に、シビれたなぁ・・。
いやね、だからこそ、の、この長ったらしいタイトルなのですよね・・。(元作品の邦題はエラい短縮化されてますけど)。
で、本作はそのマカロニ・ウェスタン(英語だとSpaghetti Western)愛ふくめて当時のハリウッド映画愛に満ち満ちた、タラちゃんにしてはちょっと演出のんびりしてるかな?とも思ったけど、要所要所はきっちり抑えた嬉しい作品でした。
ブラピが殊に良かったけど、レオくんも火炎放射器とか大笑いする。このところ妹ちゃんの陰に隠れてる感のあるダコタ・ファニングとか、娘さん大活躍のブルース・ダーンの登場シーンも良かったし・・。ただ音楽の使い方で注文2箇所あったかな。
で、これはネタバレは絶対にできない、ある「仕掛け」のある映画なんですが、アメリカ人すべての常識として?ハリウッド映画で育った人々の常識として?みんなが知ってることを、知らない人にはわからない仕掛けで、ひょっとしたら日本人観客その常識を心得てない人も多いのかしらん?と思ったり。いや、だからこそ、の、李小龍(おお!「ブルース・リー」と打とうとしたら勝手に変換した!)なんですよね。あそこで怒っちゃイケマセン。