稍ゝおも

ややおもしろく、ややおもたく、jajaのJa,Ja,おもうこと

怒涛の週末?(その2)

土曜日。これは「あるある」なのか?(「あるある」なんて言い方はもうしないのか?死語?)それともこんなアホなことするのはわたしだけ?
『ウエスタン』の邦題で公開された遥か昔に観ているけど、今回は全長版だともいうし、もう一度みたくて先週の時点でチケットを買っておいた、はずだった。ところが、いざ映画館の座席に腰を落ち着け、映画が始まってビックリ!(そのときのときまで気づかなかったのだ!)
なにが起こったのかといいますよね。つまり、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』の上映スケジュールを探している時点で、いろんな映画館のサイトを見て、ちょうど良い時間帯を選んでいるうちに、なんせ長いタイトルなもので『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・・』のあとが省略されているため、また『〜イン・ハリウッド』の方がまだ上映されているとは夢にも思わず、どれも『〜イン・ザ・ウェスト』のほうだと思い込んでて、その中から選んでしまった結果、『〜イン・ハリウッド』を二度観る羽目になってしまったという次第。
ま、気になってた部分を再確認できたから良かったんだけどね。
で、終わってから、では、なんとか、どこかで時間作って『ウエスタン』の方を観なければ・・と各映画館のタイムテーブルと自分のスケジュールを突き合わせてみた結果、どこにも時間作れな〜い!しかも『ウエスタン』は今週限りであ〜る!
もう泣きの涙で(これも死語?)どうしたかというと、既に確保していた『アイネクライネナハトムジーク』のチケットを無駄にすることにして、その時間帯とかぶる『ウエスタン』をあらためて取り、そっちの方を観に行きました。
おバカさんだと嗤ってくれい・・。
記憶にあったのはいくつかのシーンの鮮明なイメージ。ことに冒頭アヴァンタイトルの(ストーリーラインに直接関係しない)この長い長い緊張の凄さはなんなの!お話の方はあんまりよく覚えてなくて、そうか、こういうお話だったのね。主人公 Charles Bronson とその仇 Henry Fonda(いずれも茶色い肌に灰青色のあかるい瞳の色が印象的!)との因縁の部分だけ覚えてたのでなんだか不条理な話だとしか記憶してなかったわ。また、これは初めて気づいたけど、マカロニ・ウエスタンでありながらちゃんと本場アメリカのアリゾナ州からユタ州にわたるいわゆるモニュメント・バレー(ジョン・フォード西部劇の聖地)に行ってロケ撮影してんのねって。だけどセットシーンはローマのチネチッタだし、もちろんスタッフや製作体制すべてはマカロニ・ウエスタンそのもの。かつ、びっくりしたのは脚本に Dario Argento と Bernardo Bertolucci の二人がクレジットされていることで、当時若手だったはずの彼らの登竜門でもあったわけ? また、ヒロインも当時イタリアの若手美人女優の頂点たる(美しさも高慢さもその鼻先と口元と目元とすべてにたたえた)クラウディア・カルディナーレ Claudia Cardinale なのでありました。

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