稍ゝおも

ややおもしろく、ややおもたく、jajaのJa,Ja,おもうこと

『ジョジョ・ラビット』など

で、3末から4初にかけては、シチリア旅行に代わって、青春18きっぷ使う春の旅を早々に計画しまくりました(旅行計画をあれこれ考えたり調べたりしてるときが一番楽しい)。今回は、ひとところをずっと長く周るのでなく、以前からあそこに行きたいな、行くなら青春18きっぷ使って・・と思ってたところを切れぎれに3箇所。5回分しっかり使い切る予定です。1箇所などは、行きと帰りを飛行機で距離稼いで、行った先で鉄道に乗るという・・ちと本末転倒かなとも思いつつ、全部鉄道にするとそれだけ宿泊費が嵩むため、いまだと比較的安いチケットもある飛行機の方が時間もお金も節約できるかな・・と。

明日からは映画見るためだけの東京旅ーー主要目的は新文芸坐のシャブロル特集です。ホントはぜんぶ見たい。できれば関西に持ってきて欲しいのだけど、とりあえず1本だけ初参加するか・・と。その次、2末から3初にかけては携帯電波の届かないところへお籠りを予定しておるし、国内の旅が続くな・・。

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映画の感想もたまってる・・メモだけはしているのだけど。Twitterでその都度その都度短い感想を呟けばいいやんとも思うのだけど・・。しかしこういうケースもあるので。

ジョジョ・ラビット』' Jojo Rabbit ' Dir:Taika Waititi

en.wikipedia.org途中でウェス・アンダーソンみたいやなとふと感じつつ、いやウェス・アンダーソンがこれを作れるはずがないと気づく。
タイカ・ワイティティTaika Waititiというマウイの名を持ちCohenというユダヤ系の名を持ちヨーロッパの血がさまざま混じってて、しかも本人自身が空想のヒットラーを堂々と演じることができる・・この監督でなければ・・と。しかしそのことがまさに、引っかかる点でもあるのかな?
観た直後は靴と靴紐のモチーフなどなるほど〜と思わせ、冒頭のドイツ語版ビートルズ、ラストのドイツ語版デヴィッド・ボウイなども使い方うまくて感心しきりだったものの、日が経つにつれてなんだか嫌いになってきた。(こういうのってある。観た直後とだんだん感想が変わってくる映画。良い方も悪い方もあるが)。
なんつーかね。母親がああいう目に遭って息子を一人で置いといてくれるだろうか?とか、周囲がさんざ爆撃されても主人公の家だけ無事だったりとか、ちょっとこれは・・という婉曲があったりして。決して消化してはならない、消化しえないものを、消化しやすいよう口当たりよくしてしまっただけちゃん?という疑問が・・。