稍ゝおも

ややおもしろく、ややおもたく、jajaのJa,Ja,おもうこと

ほんまに酷い・・

第一報を聞いたときから時間を追うにつれて惨状がだんだん明らかになり、もう絶句するばかりです・・京都アニメーションの蒙ったあまりにも酷い災禍のことですが・・。犠牲になられた方々は本当に気の毒としか言いようがありません。

放火とか、あらゆる暴力は許せないけど、ことに表現者に向けられたこの種の暴力は、ぜったいあってはならないことですよね。

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しかしその犯人が抱いていたとかいう逆恨み、今後もありうるのかもしれないと思うと、こちらも怖いです。

物語のパターンとか、あるいは音楽でもメロディのパターンとか、もうこれまでに出し尽くされていて、何か自分独自のものを創造したと思っていても、既に似通ったものがあったり、同時代に同じようなものを作っている人がいるのかもしれない。

自分が何かオリジナルな小説だったり楽曲だったりを書いたと思い込んでいると、ある日、それに似通ったものが世間に現れて、それがベストセラーになったりする。そうすると「盗まれた」と思い込んでしまう・・。小説なんかだと「自分のことを勝手にモデルにされた」という被害妄想もあるそうですが。(「わたしのことを書いてくれた」という共感ならいいのですが・・)

盗作訴訟騒ぎでは、物語では『ハリー・ポッター』とか、楽曲では『アナと雪の女王』の主題歌とかでありましたっけ? 意図的にイタダいちゃったものももちろんあるでしょうけど(『ジャングル大帝』をパクった『ライオン・キング』のようにね)、「たまたま似てしまう」ことが、これからますます多くなるのではないかと思われます。大手の制作会社なんかだとそういう訴訟への備えももうできてんでしょうけど。

著作権とか・・作品を「自分のもの」とする概念がこれから変わろうとしている、あるいは変わらなければならない時代に来ているのかもしれません。

(・・なんてこともわたしのオリジナルな考えではなく既に多くの人が言ってることですよね。)