体育の授業でダンスが必修になってから久しいけれど、数年前のあるご家庭の夕食時の光景。(実話)
子ども「学校でヒップホップやってんねんけど、アップとかダウンとかわからへん。先生も下手やしな」
おばあちゃん「そんなもん簡単や!庭に出てみぃ。おばあちゃんが教えたげるから」
この「おばあちゃん」にあたる方が、当時わたしが熱心に出ていたジムのヒップホップクラスのなかでも、確かにピカイチに上手かった方。
当時もブログに書きましたが「ヒップホップをカッコ良く踊るわたし」なんて「似合わね〜」以前に「間違っている」と思うのですが、下手の横好きというのかなんというのか、ジムのダンス系プログラムのなかではヒップホップがいちばん好き。(中高時代運動音痴+リズム音痴の二重苦でダンスがまるで苦手だった自分が嘘のようです。音痴でも好きなら好きでいいんです!)。エアロビクスは手足がバラバラになってしまって苦手だし、ZUMBAとかRITOMOSとかはなんだか世界的にマニアがいるらしく、そういえばいつかのイタリア映画祭で見た映画のなかでマルゲリータ・ブイMargherita Buyが「Zumba」と発言するシーンがあったと記憶するのですが、そういうマニアックな層に対して引いてしまうところがある。
ところが、ヒップホップのクラスはわたしの通ってるジムのプログラムから消えてしまって久しく(たまに特別なレッスンでやるけど)、結果、なんとなく気楽に踊った気分になれるGroup Grooveというプログラムか、または、わたしにはとても無理だとはわかっているけどジャズダンスのプログラムが、今んとこわたしのお気に入りになってます。クラスで「いちばんできない子」は確定なので、先生には冷たい目であしらわれ、他の仲間には迷惑かけ倒しつつ、まあもう少し続けよかなと思っています。
で、昨日の土曜はそのジムのジャズダンス仲間と以下のようなダンス公演へ。
全体の構成や赤いサテン布をつかった演出、細部の仕草などはコンテンポラリーなんだけど、基本となるダンス自体はジャズダンス。感情(パッション)の表現とか決め方(というのかなんというのかカッコ良く決めるポーズだったり振りだったり)はジャズダンスそのもの。踊り手もみんな高い技量とそれぞれの魅力を持ったプロのダンサーばかりで、すごく見応えがありました。舞台装置や演出、衣装も美しく、堪能しました。