稍ゝおも

ややおもしろく、ややおもたく、jajaのJa,Ja,おもうこと

顔譚・身長譚(グダグダ)

めずらしく朝ギリギリに目が覚めて、わっいまからすぐ支度しないと朝イチの用に間に合わない。何にも口にできなくて、それから合間時間に飲み物しか口にすることができなくて、14:20になって初めて固形物を食べることができた。このところ滅多にないことでした。(以前は朝早くの仕事なんかも入れてたのでよくあったけど。)
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(某所で既に書いたことですが)『ラスト・クリスマスLast Christmas (2019) Dir : Paul Feig では、ヒロインにまとわりつく謎のアジア系男子を演じた ヘンリー・ゴールディング Henry Goldingが、まだ若くてラブコメを喜々と演じていた頃のチョウ・ユンファ周潤發に見えて仕方なかった。同じ映画にちょっと気になる男の子の役で出ていたCalvin Dembaの顔は、成田凌の顔に似てるなぁと思い、その成田凌くんがなかなか良かった『カツベン!』(周防正行 2019)は、冒頭のシーンから始まって画面の背後に隠された情報量の大きさにクラクラとなりながら(でもほとんどの観客はそういう情報に気づかないで観てるんだろうなぁ)、黒島結菜の顔が、若い頃の和久井映見に似てるなと思った。その和久井も、出始め当時はなんかクラシックな日本の女優の顔の子が出てきたなぁと思ったのだった。
映画ファンはこうやって年老いてオールドファンなるものになっていくのですな・・。
(あと、書いてなかったやつで)『ライフ・イットセルフ 未来に続く物語』Life Itself (2018) Dir: Dan Fogelman がわりかし良かった(その語り口と構成が)のだが、オリヴィア・クック Olivia Cookeが(実は『サラブレッド』Thoroughbreds(2017) Dir: Cory Finley(ちなみにコレもおすすめです。OliviaとAnya Taylor-Joy の二人の女の子がいいし Anton Yelchinにとっては遺作になってしまったし)とか他の映画に出てた時から思ってたのだが)ヘレナ・ボナム=カーター Helena Bonham Carterの若い頃に似てるなぁ・・と改めて思ったり。顔の縦方向の長さが短いコンパクト顔、日本の女優でも多岐川裕美から多部未華子に至る系統の顔だよね。
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しょむない顔話続きます。ところで、『キングダム』(佐藤信介2019)の山崎賢人吉沢亮がとてもじゃないが李信と嬴政(始皇帝)には見えないのは、あまりに細っこい身体つきと柔らかいものばかり食って育った細い顎の小顔にあるんだけど、もし当時の中国人が(別に日本人でもいいのだけど)今の時代のアジアにタイムスリップして都会の青年たちの顔つきや身体つき見たら、これは宇宙人だろうかとか思うんだろうか(「宇宙人」なんて概念ないな。「これは天部か妖怪か?」みたいな感じ?)。まあ、でも、出始めの頃こそ「なんや?こいつら」と思ったけど(菅田将暉みたいなんと比べると単に可愛らしさだけで勝負している感じがして)、慣れてくると悪くないです。二人とも。特に流し目の吉沢亮くんとか。あ、でもこのところのわたしの贔屓は志尊淳くんかな? (『帝一の國』って粒揃いだったなぁ・・)。
こうしてみると日本の若き男優たちって比較的小さい子が多い。(志尊くんとか成田くんは大きい方だけど・・また竹内涼真とか大きさで売ってる子もいるけど)。ジャニーズ系アイドルが(ジャニーズさんの好みだかなんだか?)小さい子ばっかりというのもあるのだろうけど、そもそもの民族の共有イメージてのもあるのかな?と思う。実際の平均身長がどうとかはわからんが、香港へ初めて行った時の印象、みんな(特に男の人が)小さいなぁ・・。実際、香港アイドルって昔から小さい人が多い。日本人も民族的には小さいほうなんじゃないんだろうか? 韓国アイドルはわりと大きいし、台湾アイドルも大きめが多いもんな。
大きい方(の民族イメージで)経験したのはフィンランド。街を歩いてもみんなでかい。フィンランド航空のCAさんたち、身長も横幅もでかい方が多くて、すっごく親切なんだけどちと圧迫感(?)があったような・・。偏見ですなぁ・・。世界一平均身長高いというオランダ行くとどんな印象受けるんだろか? 降り立ったことはなく、スキポール空港乗り継ぎで何時間か過ごしたのが唯一のオランダ体験。あ、でも、そのときにKLM乗ってるはずか・・機内では特にCAさんが大きいとかの印象なかったけどな。
ところで身長高い方でのわたしのアイドル、アダム・ドライヴァーAdam Driverにトム・ヒドルストンTom Hiddlestonは、いずれもジム・ジャームッシュJim Jarmusch(この人もわりと背高い)の映画でその魅力を認識させられたかな。もちろんOnly Lovers Left Alive (2013)とPaterson (2016)のことです。ジムは上手な俳優の使い方するな。あれは個人的にも親しくてちゃんと人柄も知ってる人をキャスティングするからだろうか?(おんなじ苗字なんで一瞬サラ・ドライヴァーSara Driverと何か関係が?と思ったけどどうもそれはないようだ。)アダムもトムも一般的には宇宙一悪いやつとか天界の嫌われ者とか神だの吸血鬼だの天界妖界の生きもの役で人気あるんだろうけど、もちろん二人ともすっごく繊細な役柄をみごとに演じるニンゲンの俳優なんだけどね。神とかいうともちろんクリヘムことクリス・ヘムズワースChristopher Hemsworthとか、あまり役に恵まれてない感じするがアーミー・ハマーArmie Hammer とかもいいけど、このお二人は顔が整い過ぎててちと面白味がないの。クリヘムはむしろそれを意識してだか悪い役・曲がった役・変な役が結構あってそれも味があるのだけど。
・・とかぐだぐだ書いてる間に、早々に『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』Star Wars: Episode IX - The Rise of Skywalker (2019) 観てきてしまったのですが、な〜に〜!あの回収の仕方は!!アダムくんがちっとも期待していた役どころではなかったわ・・あとから思えば、そうしかしようがなかったのかもしれないけど。
しかし・・最初の最初のシリーズ公開当時、わたしはまだ全然映画ファンではなく、特にSFエンターテインメントファンでもなく、(ついでに言えばゲームもせず・・これはいまでもそうだけど)、"Star Wars "(1977) と "Star Wars: Episode V - The Empire Strikes Back"(1980) とその次の "Star Wars: Episode VI - Return of the Jedi" (1983) の面白さに目覚めさせてくれたのは、当時付き合ってた「背が低くて妖精風(腰まで綺麗な髪伸ばした)」のカレシだったなぁ・・とか(遠い目)(←あ、これも死語っぽい?)。人はこうして過去の栄光とノスタルジーに浸りながら醜く年老いていくのでありましょう。
グダグダ話を長々御免!