稍ゝおも

ややおもしろく、ややおもたく、jajaのJa,Ja,おもうこと

駄作と傑作

年末のバタバタに年始のグダグダがひきつづきずっとジム行ってなかったのが昨日ひさびさ行くと今日は腰が痛くて脚が筋肉痛。今夜もジムに行くつもりがやんぴにする。ずっとサボってたのにいきなり連日はやはり無理があろう。復帰はpiano piano にね。と自分に言い訳して・・。
で、Twitterの評判にすっかり騙されて見に行った映画が(タイトルは秘す)これがもうベタベタで・・いや、ベタな映画をベタとして楽しむ愉快ももちろん知ってるんですよ。(聞くに耐えない下手な取り柄のない音楽を我慢して聞くのはどうやったってあかんけど)。でもコレはだめ。許せないたぐいのベタ。クライマックスにそれまで初期値として与えられてなかった設定をいきなり持ってくるのも違反ならば、何より許せないのが(いちばんいいところ=監督の腕の見せ所なはずなのに)演出に困ったか『男たちの挽歌』の下手くそなパクリを持ってきてなおかつあの方(悲しすぎて発音できない)の唄声まで使うとは〜〜〜!!!(ま、そこが一番許せなかったのかも)。
そのダメダメ映画と、正真正銘の傑作『パラサイト 半地下の家族』 기생충(寄生蟲, Parasite) 감독: 봉준호 とがたまたま日本での公開時期が近かったというだけで並べて(Twitterなどで)言及されてるのも許せない!

ko.wikipedia.org

www.parasite-mv.jpカンヌ映画祭パルムドールの次はアカデミー賞まで席巻かと言われている本作。ネタバレは決していたしませんが、前半すいすいテンポ良く進み、ああこの調子でいくのかなと思われたら、中盤からの展開、そして後半ぐいぐい力技で押しに押していくのがもの凄い。しかも、これが、この今の時代のただなかで、韓国で、撮られなければならなかったという必然性が沁みるのだ。ポン・ジュノ봉준호の才能にあらためて舌を巻いた一作でした。
思えば年末年始すごい映画が続いたな。『マリッジ・ストーリー』『アイリッシュマン』そして本作『パラサイト』、これみんな、ふだん映画見ないひとでも(年に数本見るだけなら)ぜひ見ておいてほしい作品だもの。