月齢がかさむにつれて月の出は遅くなり、そのぶん、わたしの帰宅がどんだけ晩くなってもお月さんは中空に居てくれて、わたしを出迎えてくれ、それが嬉しい。
そこまでにどんだけ呑んでても、さてそこから。お月さんとわたしとの月見酒なのである。(・・ああ、そうやって酒量が増えてくるのである)。
今夜は雲があって、風が適度にあって雲が素早くうまく通り過ぎてくれるおかげで、いろんな表情のお月さんが見られる。
昨日のFacebookで、お互いにまったく接点のない方々なので、「友達ですか?」とお節介なFacebookが言ってきたとしても、万が一にも「友達」になることはないと思われる方々なのですが、わたしが、かつて中学入試のときに少しだけお世話したことのある(その割にはけっこう印象強烈だった)お嬢ちゃんの16歳のお誕生日が、B.B.KINGの94歳のお誕生日と等しいことが判明して、両者それぞれにはわからないだろう(というか関係ない、関心もないだろう)ながら、わたし一人なんだか興奮してました。
B.B.King、あれほどのブルースの巨人でありながら、ひところは割と不遇で、それでも本人あまり気にするでもなく、自分よりもずっと格下でずっと年下のミュージシャンにくっついて活動してた時期があって、日本にもしばしば来てんですよね。そのときにちょうどわたしは彼のステージを見る機会があって・・。
彼を連れてきたもっと年下のミュージシャンらが彼をきちんとリスペクトしていたこともあって、B.B.Kingのソロも堪能することができ・・もうもう、素晴らしかったことを憶えています。